コシノジュンコ

インセプションのコシノジュンコのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.0
夢と現実が分からなくなる、これは僕ら現実の世界でもあり得ることだ。ノーランの複数の夢の階層を切り替える描写が、その夢と現実の狭間が分からなくなる感覚に自分を錯覚させた。
以前見た今敏作の『パーフェクトブルー』でもその感覚を感じており、『パプリカ』をオマージュしたシーンなどノーランの今敏に対するリスペクトが伺えた作品であった。なのでこの作品を見る前に先の2作を見ることをお勧めする。個人的には少し納得いかないところがあるが、必見映画であることには間違いないのでこの評価。