足らんティーノ

インセプションの足らんティーノのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.3
ノーラン監督らしい、映画の構造までも作品にした作品で、夢のなかで夢を見るほど、鑑賞者の思考も階層を掘り下げていく。
そして知らず知らずにインセプションされているのかも知れない。

〈以下ネタバレあり〉
例の最後のシーンというより、サイトーが落ちて現実だ思ったまま月日の経った虚無(最初にもあったシーン)にどうやってコブが行ったのかが分からなかった。
最後のシーンは、メメントの最後のシーンみたいに、ノーラン監督が好きな、解釈を委ねて深い作品だと思わせるための思わせぶりなシーンだと割り切って、「ハイハイそれね」って感じで軽く受け止めた。
映画が全部、最初のシーンからずっと続く夢だ、と言われたら唸るけど。

2021-229/字幕
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