全く子供だましのつまらない映画だったわ。ようは、「マトリックス」と大差はないじゃんか。
単純に夢のループ話ですわ。そこに、いならいドンパチとアクションとカーチェイスと雪山で装飾しただけの薄っぺらさ。
シンプルに作れば、主人公とその妻の二人劇だけでも成り立つ話だぜ。
ようは、企業スパイの設定とかぜーんぶオマケでしょ(つまり、いらねー。)!
いらねー、パーツをいっぱいブラブラ付けちゃうから、(シンプルに描けば、70分ぐらいで成り立つ作品なのに。)2時間半弱もあるんだもん。なげーよ!
P.S.
本作に出てくる、部屋の壁にフランシス・ベーコンの絵が飾ってあるので、何かベーコンにインスピレーションうけてるのかなと思って観てたが、ベーコンの直接的な影響は感じなかった。でも、わざわざベーコンの絵が部屋に飾ってあるという画を撮っているということは、作り手側は、絶対に何かベーコンの絵を見せたかったわけなので(たまたま貼ってあったなんてことは、このような、ハリウッド映画ではありえない。絶対、絵ひとつにしても、そこにある理由がある。)、どんな理由でベーコンの絵が貼ってあったのかということを、調べてみたのだが、本作はどうやら、ベルトルッチ監督の「ラストタンゴ・イン・パリ」(「ラストタンゴ・イン・パリ」は、ベーコンの絵にインスピレーションを受けている。)に影響を受けてるらしいのだ。しかし、私にいわせれば、どこがーだよ!だよ。
てなわけで、「インセプション」は、駄作でした。