MURANO

インセプションのMURANOのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.9
『テネット』熱で再鑑賞! 改めて観て、現状、ノーラン作品の中で『インセプション』が一番好きだなと思いました!

何階層にもなる「夢」を深く深く潜っていく内容に、初めて観たときは混乱したけど、『テネット』を観るとだいぶわかりやすいと感じます(笑)

夢の階層ごとに、公道やホテルや廊下と、舞台が変わって見た目が異なるので、同時進行しているとはいえ区別が付きやすい。

ミッション開始となるまでの仲間集めの1時間の中で、台詞でもビジュアルでも、結構丁寧に設定を解説してくれているんですよね。

しっかり説明したのち、ヨーイドン!で一気に夢に潜って、そこからの残り1時間半がもう怒涛の緊迫感と迫力の連続!

初見じゃないことはあると思うけど、難解と思うよりも「面白ぇ!!」って感じでエンディングまでアッという間でした。

もう何階層か潜ってくれても面白いのに、と思ってしまったくらいです。

結局思うのは、『インセプション』があってこそ、さらなる発展系として『インターステラー』や『テネット』があるのかな、ということ。

『ダークナイト』が成功したのち、オリジナル作品として、莫大な予算も使ったうえで創造性を思う存分発揮させたら、こんなスゴい映画が出来た。

クリストファー・ノーランの作家性を確固たるものにしたのが、この『インセプション』だということは、今後も評価として変わらないと思います。

ちなみに、ブルーレイ特典で付いてたコマ、ときどきクルクル回しながら現実逃避してたんだけど、気づいたらどこか行っちゃったな…。勿体ないことしてしまった(^^;
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