めちゃくちゃ観たい映画ってさ、観ちゃうとそこで１つ大きな楽しみがなくなっちゃうじゃないですか。
だから絶対観るべき作品をいざ観る時って、めちゃくちゃ躊躇してしまって。
それで結果的にまだ観れてない名作が沢山あるわけだけど、また１つそれが減ってしまった。(贅沢な悩み)
とにかくさすがノーラン監督、これまた映像美がすごい。
そしてそりゃこんなん考えるには20年くらいいるよな…っていう納得の構造。
ディカプリオ主演でラストを語り合いたくなる複雑な構造の作品…ということでシャッターアイランドを思い出した笑
ただ、もし現実とされている階層が本当に現実なのだとすれば…
インセプションをする動機は他の事でも良かったのでは…？
夢の重なり合いだからこそそこは極めて現実的にしたのかもしれないけど、腑に落ちない部分はあるし個人的な好みではなかったかな。ビジネス系の話題があまり好きじゃないからかも笑
しかし、監督が一番伝えたい大切なメッセージが、直接的に映画のメインストーリーに置かれていないのがノーラン作品の最も魅力的な点であると私は思う。
夢の中の夢なんてウキウキする発想は誰しもした事あると思うけど、それを現実味と説得力のある映像として具現化してしまうノーランは本当に凄い。
全く同じ構造で全く違う設定にすれば、180度テイストの違うエキサイティングな映画も沢山作れるだろう。
まあこの映画がある以上それをやる勇者はいないと思うから、自分の頭の中でひたすら想像して、創造して楽しもう。笑
さ、近いうち吹替で観よっと！
