あざらしとしろくま

インセプションのあざらしとしろくまのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
3.5
映画を観ていて、この言葉を思い出した。

“嘘は嘘である限りにおいて本当だ”

YouTubeで見た、押井守監督と養老孟司先生の対談の中で押井監督が言っていた言葉である。

どういう意味か良くわからなくて頭の片隅であれこれ考えていたのだけれど『インセプション』を観てなんとなく腑に落ちた気がする。夢は夢を見ている間は現実であるように、“現実”は頭の中で作り出しているものに過ぎないということを言っているのではないか。

夢の中で夢をみたらどうなるか考えた事もなかったけど、自分も体験しているのだろうか。だいたいの夢は起きると忘れてしまうからわからないけれど…。