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インセプションのNnのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.4
TENETを見にいくので見直した!というか、インセプションを見た妹がその日のうちに私にネタバレをかますという出来事が4年ほど前にあったため、話とオチは全然知ってたけど見ました。
アクションムービーとして面白いし、ただミッションがうまくいくかだけじゃないどっしりとした主題が心に響くこの感じがすげーなーと感じた。

キック前の無重力の中での格闘とかどうやって撮ったんだ〜って感じだし、予告でも使われてるアリアドネが一回潜入の練習しながら街を組み立てていくシーンとかかっこよすぎるな。
自分にとってのリアルとは何かって難しいよね〜
捻くれてるとわかってるからわざと素直に考えるとか、言って了えば自分のありのままではないわけで、だけどそうやって振る舞う方が正しさが担保されているという矛盾。
絶望を絶望として受け止め続けるのはエネルギーがいるし、絶望を日常とすればむしろそれが安定剤になるっていう。鬱とか統失とかそういう人の脳内に潜り込んだような気持ちになれる映画だと思う。
自分の中で信条や拠り所とする何かを作るのは生きていくうえで気が楽だけど、そういうものはあくまで生きていく指針であって、心が弱っているとそこに振り回されて本末転倒になることはやっぱ多いし、頑張ってリアルを見極めないとなあという気持ちです。

アクションにそこまで期待していなかったので見て圧倒されたし、元々のスパイプランに関して大して興味なかったから、胡蝶の夢的な部分に多く時間が当てられてて、自分の好みに沿う感じの内容だったから高評価!
でもイームスとアーサー、ぶっちぎりで賢くない?!てかイームスがスパイみたいな仕事して武装の訓練してたからあんな襲われる羽目になったの?ただすごい作品を撮るという目的だけではちゃめちゃに物壊したりすんのってなんかな…みたいな色んな雑念もあるっちゃある。
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