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アクト・オブ・キリングのHIROのレビュー・感想・評価

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)
4.6
オッペンハイマー監督(ハーバード出、原爆の父と同じ)

被害者側の撮影は許されなかった為、虐殺した側(自分たちを革命の英雄と思い込んでいる)を取材。その時の行動をカメラの前で演じさせて再現するという手法をとったドキュメンタリー。
凄い手法‼️

胸が苦しくなる映画。
体調整えてから視聴しましょう。
彼等を見てると、時の政権に操られ、
虐殺したのは、こんな人達なのか!と思い知る。
教育が必要と実感しました。

汚職、賄賂が蔓延る国、インドネシア🇮🇩
行きたくないなぁー

と思って良く考えたら、バリ島に2回行ってました😅
ヌサドゥアだから治安は良かったです。

あ!デビ夫人はスカルノ大統領の第三夫人です。

作品内にヴォルテール(フランスの哲学者1694~1778)の言葉が出てたので📝
「殺人は許されない犯した者は罰せられる。
鼓笛を鳴らして大勢を殺す場合を除いて。」

他に「歴史は、自由な国においてのみ真実に書かれうる」「悪い政府の元で、正しくあることは危険だ」等。

2012年制作のイギリス・デンマーク・ノルウェーのドキュメンタリー映画
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オランダの植民地だったインドネシアがスカルノ初代大統領の主導により独立して20年後の1965年から66年にかけて、インドネシアで「共産党員狩り」と称した大虐殺で100万人以上が殺害された「9月30日事件」を追った作品。

虐殺した側が政権に着いた為、事件の真相は闇に葬られ、殺害した者たちは罪を問われず、英雄として平穏な日常を送っている。

製作に関わった現地スタッフは、事件を語る事はタブーで命の危険を伴うので「ANONYMOUS(匿名)」としてクレジットされている。

■🌍虐殺、粛清、ジェノサイド、殺害、殺戮
1️⃣毛沢東(中国)自国民6,000〜7,800万人
 ※大飢饉、大粛清とはやや性格が異なる
2️⃣ヨシフ・スターリン(ソ連)連邦国民2,000〜2,300万人
3️⃣ レオポルト2世(ベルギー)コンゴ 人民200〜2,100万人
4️⃣ アドルフ・ヒトラー(ドイツ)ヨーロッパのユダヤ人600万。人心の病を抱える人や身体障害者25万人、ロマは50万人。
5️⃣ ポル・ポト(カンボジア)自国民170〜300万人
5️⃣エンヴェル・パシャ(トルコ)200〜250万人アルメニア
※人数は参考程度で、諸説有りです。

バリ島は9割がヒンドゥー教徒。
インドネシア全体では9割がイスラム教徒。
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