しょう

エグザム:ファイナルアンサーのしょうのレビュー・感想・評価

2.7
「エグザムという映画がおすすめ」という話を耳にしたので視聴したのですがどうやらおすすめなのはイギリスの同名映画のようで、こちらは「ファイナルアンサー」という副題はついているものの、どうやら続編というわけではなくあくまで別物のようです。

簡単なあらすじは「とある会社の就職試験を受けた5人の男女が気が付いたら密室に閉じ込められていて、1人死ぬごとに扉のパスワードを教えられるので最後まで生き残ることが目的」というシチュエーションスリラーですね。
ですがはっきり言って生き残るために相手を騙す駆け引きがあるわけでもなく、ただただ1人、また1人とキャラクターの掘り下げも十分に行われないまま退場していきます。

あっと驚くような伏線が仕掛けられているわけでもないので視聴後は「……え? おわり?」感が強かったです。

良かったなと思える点は、「時計じかけのオレンジ」で主人公を演じていたマルコム・マクダウェル氏の存在感でしょうか。この人は年齢を重ねて、「時計じかけのオレンジ」からもだいぶ時間が経ちましたが悪のカリスマ的なポジションを演じたら存在感が際立ちますね。上手く表現できないですが、所作は至って普通なのにどこか怖さがあるというか……。

ともあれ、マルコム氏の存在感はありましたがあくまで主人公ではありませんし、全体的に物足りない映画かなという印象でした。
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