やっぱり、Xavier Dran 裏切らない(;_;)
ファームと街並みの寒々しさが伝わって来る撮り方とか、その寒々しさとそこに住む人々の心の暗い部分とがリンクしてる感じだったり。違和感さえ覚えるダンスシーンも、心地のいい音楽も、全てが美しく感じる。サイコなフランシスに、人間味を垣間見たり、というか恋人だった弟の面影を見たり、かと思えば我に返って冷静に戻ったりするトムの姿は、いろいろなものに揺らぐ人間の感情をうまく表現していて。あたしもトム目線で心のなかをぐしゃぐしゃにされてた。フランシスに振り回されてるあたしドM。(´・ω・)（笑）エンディングの曲がかかった瞬間、ふっと心の中で張っていたものが緩んで、心地の良い歌声に安堵感を抱いた。ドランそこまで計算してるの？って感じ。美しすぎ。多くを語らない描写が多くて、その分見てる側に想像させる余地をくれる感じ。ストーリーを数倍深くさせる。
