KARIN

トム・アット・ザ・ファームのKARINのレビュー・感想・評価

3.5
静寂さと悲しさとが
混ざったような空間で繰り広げられる
激しい感情のぶつかり合い。

農場って、普通は広々としているもののはずなのに
漂うなんともいえない閉塞感。

出て行きたいのに出て行けない。
…あれ、本当に出て行きたいのか?
そんな風に主人公の心が傾いていくのが観ていてとてもゾッとする。怖かった!

恋人の謎がはっきりしなくて不完全燃焼だったけど、それはあまり大切じゃない気がする。
言葉には出来ないけど、なにか心に刺さるものがありました。

Mommy、たかが世界の終わりと観てきたけれど、最後の曲はやっぱり最高。

ドラン監督にしか創れないような
この雰囲気、好きです(*´-`)
KARIN

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