ついにアマプラに来たので覚悟を決めて鑑賞。
トムは恋人であったギョームの葬式に参列するために、ギョームの実家の農場へ訪れる。同性愛者だと知らない母と、それを何がなんでも母に隠そうとする兄、そしてトムの奇妙な共同生活が始まる…
閉塞的な農場でのDVと底にある歪んだ愛情。確かにDVする兄や、何かしら持ってそうな母は怖いんだけど、それだけじゃない何ががある気がする。
考えてみれば極端にグロいシーンとか性的描写とか一切ないのに、なぜか息が詰まる。観終わってからしばらくは落ち着かなかった。
ドラン監督の映画は二作目だけど、カット割りが好きなんだよな。人物の顔を真正面から写すときが、尋常じゃない感じがして良い。
全体的に言葉じゃなくて映像で見せるのが多いけど、たぶん私は半分も理解できてないだろうな。
そして今回は監督自ら主演なのね。調べてみると他の作品でも自分で演じたりしてるようで本当に才能がある人なんだな。すごいわ…
