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トム・アット・ザ・ファームのmochaのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1回目に観た時は、薄暗い不穏な空気と暴力的なところが目についてしまってハラハラして観てしまったからちゃんと映像の全体を観て感じとれなかった部分が多かったけど、2回目観たら色々想像でしかないけど、いろんな背景が見えてくる。
セリフがない映像や表情だけでフランシスとトムの距離感が伝わってくる。
ギヨームがお母さんの部屋に置いていった思い出やノートが入った箱を置いていったのは、お母さんに分かって欲しかったからで、お母さんはもうノートに書かれたことを既に読んでいて本当は全部知ってしまっていたんじゃないかって思った。
サラが白状した話を聞いた後に、あまり表情が乱れなかったけど、サラに対して畑に連れて行く話をしてトウモロコシ畑はナイフのようだとか言ったのは、報復のような、ジョークにも感じた。

グザヴィエ・ドラン監督作品は顔のアップの表情を写すのが印象的で、色彩使い、スローテンポとアップテンポ映像の使い方が好きです。
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