ジャ・ジャンクー監督初挑戦❗️
雷に撃たれたかのような衝撃⚡️⚡️⚡️
ジャケ写の鮮烈な色味のインパクトの通りに、映像も中国らしい原色カラーで鮮やか。血の色とも言える🩸
オープニングクレジットでいきなり《オフィス北野》と出てビックリしたが、長年に渡り提携しプロデュースしているんですね。
内容も北野作品に似てました。かなりなバイオレンス映画でした。
実際に中国で起きた4つの犯罪事件を基にした群像劇。
未だに中国では公開に至っていない。それ程に強烈です。
1.山西省炭鉱作業員による猟銃殺人事件
2.重慶出身者による拳銃強盗殺人事件
3.湖北省風俗受付係による刺殺事件
4.広東省青年の自殺事件
これらの作品は閉塞感、絶望感、そして背徳感を感じる。急激な経済成長の裏側にある中国が背負っている歪みを感じる。
監督が世界に発信したかった本音の部分もあるだろう。非常に勇気のいることだと感じた。それほどにキツイ描写ばかり。
ただ映画としてはとても面白い。
アクションバイオレンスなのだ。
バンバンと銃を撃ちまくったり、ナイフで切りつけたり、自殺せねばならない状況に追いやられる。
好みは分かれるのかもしれないけど、私はこの1作品でもう監督の大ファンです。
