「この牧歌的な風景…!ひと夏の出会い…!大人への階段…!!超スタンドバイミーっぽい!!」と感想書こうとしたら思いっきり宣伝で謳い文句にされてた。凡庸な感性~!
過剰にあの作風と同じものを期待すると肩すかしかもしれませんが、私は非常に大好きな映画です。地味なところ以外に特にけなす部分が見つからないかな。後半の展開を思い出しただけでハートが熱くなります。
なにしろマシューマコノヒー演じるマッド兄貴のキャラの魅力に尽きます。子供視点からの“かっこいいワル”の権化みたいなキャラ。それでいて直情的でクレバーとは言えない親しみやすさもあり、主人公たちとともに話が進むにつれどんどんマッド兄貴に惚れ込んでしまいます。
ボートハウスに住むプアホワイトの歪みや不安感が、ずっと画面のどこかにこびりついていてムードも良い。「ペーパーボーイ」のジョンキューザックが住んでた辺りをイメージしたり。
個人的には主人公の親友(「リトル・ランボーズ」のウィル・ポールターに似てた)がファーストシーンでFUGAZIのTシャツ着ててアガりました。見たことない柄だった。欲しい~