このレビューはネタバレを含みます
当たり前だけれど,ある人から見た事実はその人から見た事実に過ぎないのだなと.ある人から聞いた出来事はその人が受け取りたいように受け取ったことをさらに伝えたいように切り取ったお話なのかも知れない.さらにはそこに受け取り手自身のバイアスもかかってしまうという...
話を聞く段階でもう自分の中で物語を作ってしまっていてそれに沿うように受け取ってしまってたら何も見えないよなぁって思ったけど無意識下のことだろうから難しい.
この映画では最後綾野剛さん(が演じた人)が一番謝罪すべき対象に出会ってもその人に気づかないのがもうその人のことを全然見てなかったってことなのだろうなと感じた.(それだけその時魂が抜けてたって事もあるかも知れないけれど)