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蜩ノ記のblackmonkeyのネタバレレビュー・内容・結末

蜩ノ記(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2022年276本目
【あらすじ】
庄三郎は友達と殿中で喧嘩して、過去藩主の妻と密通した罪で十年後の切腹をまつ戸田の監視と彼の藩の歴史書作成を手伝う任務を与えられる。時がたつにつれ彼の人柄と知識の多さに尊敬し、娘の薫を慕う。彼の事件を調べると、彼に罪はなくお家騒動を隠すためと知る。一方、藩と癒着する播磨屋をめぐる騒動で戸田の息子の友人が死に、庄三郎と息子は家老に直談判して幽閉される。戸田が播磨屋と家老が藩主に女の身元を欺いて正室に嫁がせたことが記された手紙を持っていたことも原因のため、戸田が家老に話して決着する。庄三郎は薫と結婚し、戸田は切腹して幕。

【感想】
「蝉しぐれ」と似た話だが、少しマイルド。藩主の正室をめぐるタブーなど面白いが、肝心な所で緩い感じがした。勝手に代官殺したせいで戸田息子の友達死んだようなもんなのに、申し訳ない~てそれだけかいと思った。家老も悪いやつなのか、最後はわりと聞き分けが良かったりもして。岡田君の時代劇の演技はアクションも含めて安定の完成度。「燃ゆる剣」が楽しみ。
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