ぽてと

胸騒ぎの恋人のぽてとのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
2.9
ゲイの主人公とその女友達が同じ男を好きになってしまう。
その意中の人は天使の顔した人タラシで…。

恋をしたらコントロールができなくなる瞬間を映画にしたような作品。
主人公らから恋心を抱かれるニコラという美青年は…いやー明らかに他と住む世界が違う人間です。
恋心よりも強い引力で訳も分からず人を惹き付けてしまうヤツ。
「ナルシスト」と最初に評されたように、自分の魅力を理解している。
誰も彼を縛ることはできなそう。代わりに周りは振り回されまくり。

このニコラ、主人公らの好意に気づいてもそれを真に受けるどころか終いにはうざったく感じてそう。
対して主人公らも、ニコラの周りの人間の悪口言ったり…。
嫉妬だけでなく、ニコラが住む世界と自分らのズレに薄々気づいてる?でも魅力を認めずにいられないんだろう。ニコラ恐ろしい男。

人を愛する時に、自ら苦しんでいくものを残した映画でした。
恋をするとき、人間の脳はどうなってしまってるんでしょうね。
ぽてと

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