ぽてとさんの映画レビュー・感想・評価

ぽてと

ぽてと

映画(125)
ドラマ(0)
アニメ(0)

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.7

宝物のような映画。
優しく語りかけるような、寄り添うような。
鬱々とした気持ちでもってこの映画を観たなら、そっと受け止めてくれる気がします。
凝り固まったものが解れるような、ハッとさせられる台詞の数々
>>続きを読む

整形水(2020年製作の映画)

2.4

怖いもの見たさで見るのがちょうどよさそう。
でも、グロい。
描いてないグロの部分を想像させられてつらい。
主人公がクズなので誰も救われない…。
展開はつい気になって見ちゃうのでおもしろい作品。

イコライザー(2014年製作の映画)

4.6

主人公が強すぎて怖いってどういうこと。
デンゼル・ワシントンが悪を成敗してくれます。
時折、穏やかで柔和な笑顔を見ながら。

絶対信念の揺らがない主人公。前向きなセリフも多い。
何回か観たあとは、この
>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

4.2

見れば見るほど深く染みる作品。
終盤の、台詞なし、音楽と映像でここまで気持ちを揺さぶられるとは思いもしませんでした。
後、演技がずるい…。どうしても感極まる。
複雑なトリックもなく、序盤は平凡な印象で
>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.0

安っぽいなーと思ってたら見いってた。
実際安っぽいですけど展開が意外と気味悪くて好きです。
最初はテレビの企画で~というスタートなのでリアリティ重視なのかなーと思いきや
あからさまに個性的な最強キャラ
>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.7

幽霊に振り回される理不尽ギャグ映画とだけ思ってたら完全に油断してました。
エピソードの掘り下げのさじ加減が良かった。
え?何言ってんのって思ってからがすごかった。
ベタなはずなんですけどね…。

怪しい彼女(2014年製作の映画)

3.3

母を思い、祖母を思い、今を思える!
家族への愛情と貴重な時間について考えさせられました。
この人生で良かったと思える年の取り方がしたい。
自分のために苦労をかけた周りの人間への感謝を忘れずにいたいと思
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.2

精神的に不安定な時は観たらだめですね。
そうでなくても不安感を覚えます。
静かで真っ暗な夜がホッとするホラー。

ヘレディタリーでもそうでしたが、当人たちは分からないのに周りは全部分かってて陥れてくる
>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.3

あのラストじゃなかったらやってらんねえと思いました。
見てて本当に精神的に不安定になります。頭で整理する暇を与えないというか、不安さと意味不明さの暴力を一身に受けての観賞。でもストーリーが著しく崩壊し
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

倫理観が壊れる!
そして色んな意味で心臓に悪い…。
ストーリー展開というより、映像や音楽の刺激の良い映画でした。

主人公、「実質的にはサイコ」に見えなくもなかった。
罪の意識薄くない?と思った。
>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.6

この映画を見た後に残るのは…ホラーを見た余韻ではありません。
記憶世界や精神世界のようなものを見てるような空気感。
中でも姉妹の透明感がこの映画の雰囲気を形作っています。
たくさんの謎、奇妙さ…癖にな
>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

2.2

クライマックス切ない~
えびふらいかわいい
色んなものに顔がついてるのが面白い
ちょっと眠くなってしまいました
多分子供向けだろうから、とりあえず癒しを目的に観ました
でもどうしてヒヨコだけ特別だった
>>続きを読む

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

2.9

ゲイの主人公とその女友達が同じ男を好きになってしまう。
その意中の人は天使の顔した人タラシで…。

恋をしたらコントロールができなくなる瞬間を映画にしたような作品。
主人公らから恋心を抱かれるニコラと
>>続きを読む

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

2.0

アルツハイマーを患う老女に密着取材。

暴走老女コワー!という風には見れず…
終始目に見えないものと孤独に戦っている訳なので…ひたすらにかわいそうで、ずっとデボラを応援していました。
苦しめるものが憎
>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.1

これはサスペンスで括っていいのか…?
主人公は亡くなった「友人」の家を訪ねる。そこには「友人」の母と兄が住んでいた。

こんな田舎の農場で何が始まるの?と不安になる。そしてその不安や気まずさがずっと続
>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

1.2

ほぼ逆恨みで悪霊の怨念の矛先を自分等に向けられてしまった主人公。おかげで子供達が狙われてしまうように。

パッケージの鬱屈とした不気味さが良いなーと思って観てみたのですが、イメージしてたよりもイライラ
>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

2.9

手持ちカメラ視点なので、いざ病院に近づいて「まだ怖くないな」と思ってても見てしまう。
開始直後はノリが合コンで、もしやずっとこんな感じかと思って不安だったけどちゃんと怖かった。

ライブ配信の再生数稼
>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

2.9

こんなクレイジーな世界に行ってみたい。
この世界では秩序がギャグのよう。
音楽か破壊音しかしてない気がする。
ブルース・ブラザーズの身軽に生きる感じかっこいい。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

終始気味が悪い。
良い意味でゴ○ブリみたいな怖さ。多分、ゴ○ブリ自体は出てきてないと思うけど急に話が動き出す時のゾワゾワ感はそれ。
いや、終盤のお母さんのあのシーンに引っ張られ過ぎでしょうか。

何系
>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.5

何回観ても観終わった後はいつも同じ、胸がギュッと締め付けられてやり場のない切なさに叫びたくなります…。
そして、涙ってこうも自然に出るものかと思う。数日はずっと余韻の中にいる。
音楽もよくて、とても心
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.1

ラストが最も凄惨、そしてそのシーンは映画ではないという事実。
一人一人の異なった正義が憎しみを生むんでしょうか。
映画的にスカッとした後にこの映像見せられたら落差で憂鬱になる。
もうニュースで報道され
>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

1.6

私は何を見せられたんだろう。なんで面白かったと思えてないのか不思議。
ゾンビはみんな気持ち悪くてインパクトがあった。
もうゾンビがクリーチャー化してて、主人公に対して「ヒーロー…!」なんて言ってる場合
>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.3

予めコメディ視点で見たものの色々な感想を持ちました。人間って本当はものすごく騙されやすいのかな…と思ったり。
いつかテレビで見た、「戦争の原因は人の共感力にある」という難しい話を思い出しました。

>>続きを読む

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.7

怖いというより復讐劇というか下克上ものというか、もっとやれと思えるのがいいところだと思います。
理不尽な呪いもいいけど、怨念は一途がいい。
きっと今とは比べ物にならない程に女性の立場がとても弱かったろ
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

1.9

前作のホラー成分全部抜いたようですね。
あんなにスクールカースト上位の悪女だった主人公がすっかり研究オタクらと馴染んでる。
毛色をさらに変えてきましたね。それが合う人合わない人いるのかなという感想です
>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

2.4

すごくリアルだけど絶対に本物ではないっていうところで違和感が生じて不気味さはある。
賛否両論なのは承知で観ました。
不思議で独特でしたが、そんなことより猫の個性にあまり入り込めず…
衣装って個性を表す
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.9

グロ系サイコホラーかと思ったら笑いもあり、アクション系でもあってびっくりでした。
全然グロくない。むしろ高飛車イケイケ主人公の図太さに盛り上がる。
Confidentの曲が流れるシーン好き。ループを少
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

2.8

えーよく分からない…どういうこと…って思ってる間にどんどんすすんでいきました。
そういうことかー!となって、ん?で、あれはつまり…?となりました。

色々語られなさすぎて置いてきぼり感がありましたが、
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

若さっていうのは時に乱暴で凶暴なものなんだ、その一言に詰まってます。
10代は正直で不器用で、それが眩しくて仕方ないんです…。恥ずかしいことが全て許される気がする素晴らしい時代…。
嫌でも周りが見える
>>続きを読む

ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

4.2

好きすぎる…この映画を流せばたとえ葬式でも恋が始まる。
それから、お酒と合う!幸せな気持ちになる。確かに長いけど。
とにかく陽気で、時に挑戦的で誘惑的なお祭り騒ぎ。サブリミナルのような落ち着きのないカ
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

あっと言う間に時間が過ぎました…。
ワンカット編集映像による、主人公達と戦場を共にしている感覚。ただ画面に映るだけでない、ついていくような視点だからこそ隈無く見える戦場の光景。

流れるようなスピード
>>続きを読む

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

2.5

ゾンビなんてもうメジャーな存在で、頭部破壊以外では仕留められない・噛まれたら感染してしまうというのはなんとなく常識化してますよね。
この映画でも「ゾンビ対処法なんてこんな感じでしょ」と、一般人がわりと
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.4

価値観のちぐはぐな男女の結婚生活から始まるエネルギッシュなホラー。
見せかけの幸せばかりに必死で自己中心的な夫に、ストレスに気を病み子供に当たり始めてしまう妻。
ほとんど「終わってる」家族の元に何かが
>>続きを読む

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

1.0

怖くないし暗いし独特のリズムだったなとか色々あるけどストレートな本音としては
ままがやさしいうちにいうこときいてろくそがき
と思いました

実はババドックは脇役で、ただ悪気なく迷いこんだだけの妖怪だっ
>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

ミステリーものでもなくアクションでもなく、痛みに耐える映画でした。
割りと犯人の目星はすぐにつくし、犯行も本当に悲しいくらい力業でシンプル。

だからこそ主人公でハンターでもある、コリーのグッと感情を
>>続きを読む

キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直(2013年製作の映画)

2.6

最後まで見た時、えどういうこと!?と混乱しましたが、どこか儚くて、嫌いではなかったです。
キョンシー作っちゃうのも切ない。もう安らかにさせてあげて…。

意外とグロい。雰囲気がたまにホラーゲームみたい
>>続きを読む

>|