胸騒ぎの恋人の作品情報・感想・評価

胸騒ぎの恋人2010年製作の映画)

LES AMOURS IMAGINAIRES

上映日:2014年02月01日

製作国:

上映時間:102分

ジャンル:

3.8

あらすじ

親友のマリーと同じ彼、ニコラを好きになってしまったフランシスの視点で描かれる本作でドランは、恋に落ちる過程の検証を試み、片思いの苦悩に肉薄する。2人は内心ニコラにぞっこんなのに悪口を言って相手の腹を探ってみたり、ニコラの思わせぶりな仕草に期待を持ったり…。押し寄せるのは、もどかしさ、ほろ苦さ、ジェラシー、探り合い、駆け引き——。出会いに始まり、涙で終わる、切ない恋心。ティーンなら誰もが味わうポエ…

親友のマリーと同じ彼、ニコラを好きになってしまったフランシスの視点で描かれる本作でドランは、恋に落ちる過程の検証を試み、片思いの苦悩に肉薄する。2人は内心ニコラにぞっこんなのに悪口を言って相手の腹を探ってみたり、ニコラの思わせぶりな仕草に期待を持ったり…。押し寄せるのは、もどかしさ、ほろ苦さ、ジェラシー、探り合い、駆け引き——。出会いに始まり、涙で終わる、切ない恋心。ティーンなら誰もが味わうポエティックなカオスを、ポップなカラーアート、ヴィンテージの服、クラシックな音楽で再現。ドランならではの異形な恋のスタイルがスクリーンに溢れ出す傑作ラブストーリー。

「胸騒ぎの恋人」に投稿された感想・評価

あやみ

あやみの感想・評価

3.8
オチが好き笑笑
アート本が所々出てきてた。奈良美智は嬉しかった。
Ron

Ronの感想・評価

-
音楽と映像のスローモーションの使い方が本当に素敵。
ニコラ天然で人たらしなんだろうなあ、、天使みたいだけど本当に悪魔のように感じる。
そしてなんといっても最高なのがこの映画のオチ
sae

saeの感想・評価

3.8
親友と同じ人に恋してしまう色彩鮮やかなコメディ。音楽、スローモーションの多用。
オードリー・ヘプバーンが大好きで服装や雰囲気を真似たり、ジェームズ・ディーンの写真を持って美容室に行ったり。
ニコラに恋する2人の感情の動きや行動が切なくて愛しい。
ニコラ役のニールスが"遊び心のあるデザートみたいな映画"と言ってたな
【破廉恥怒乱倶楽部】


映画を鑑賞したというよりも、
人間観察をした気分です。


失恋において、
『過去は乗り越えた』と聞くと
どこか胡散臭い。

かと言って、
『まだ未練がある』と聞いても
女々しく感じる。


人と人が出会った時点で、
もはや綺麗事は通用しない
薄ら寒い世界が出来上がります。


【愛についてのドラン・レポート】


劇中で、
マコーレー・カルキンと
マシュー・ブロデリックを
足して二で割ったような男が、
『キンゼイ・レポート』について
語っています。


性愛は7つに分類されるとのことですが、
グザヴィエ・ドランは全てに該当
しているように感じます。


【セブン・ドランズ】


グザヴィエ・ドランを、
ホールケーキに例えます。


彼は自分という人間を
7つに切り分けて、
登場人物に反映させているように見えます。


そう考えると
作中の登場人物は皆、
グザヴィエ・ドラン自身
なのかもしれません。


ドランが多数を演じるのではなく、
多数がドランを演じている。


多重人格というよりは、
細胞分裂と言った感じです。


【ドランの常識】


僕はドランの作品を、
実験的だと感じたことはありません。


ドランは自分の中にある常識を、
映画の中で表現しているだけ
のような印象を受けるからです。


不安定な人間を描ける人は、
意外と精神が安定しているのかもしれません。


自分を客観的に見れている証拠ですからね。
あくまで個人的な見解ですけど。


【ドランとヤカン】


ドランの映画には、
ドランらしい役者ばかり出演している
ように感じます。


例えば僕が、
『次作では、なべやかんを主演にして!』
とドランに打診したとします。


おそらくドランは、
『ごめん、帰らなきゃ』
『鍋を火にかけたままで』
と言ってはぐらかすでしょう。


そりゃそうです。
なんせ僕の打診は、
『ショートケーキの苺を』
『(井出)らっきょに変えてくれ!』
と言っているようなものですからね。


この打診に興味を示すのは、
せいぜい北野武監督ぐらいなものです。


【かに玉のやつ】


その昔『中華一番!』というアニメで、
甘い物を食べた後で
辛い物を食べると、
めっちゃ不味く感じるという
エピソードがあったような気がします。
違ったらサーセン。


ドランの映画も同様、
鑑賞した人のベロ次第で、
著しく評価が変わるのかもしれません。


そこはもう仕方ないので、
ドランには自分の味を極めてもらいたいです。
ぱやし

ぱやしの感想・評価

3.7
使い古された物言いだけど、天使みたいな悪魔って言葉がこんなに似合うキャラクターも珍しいんじゃなかろうか。
ただ、それも一面的な見方でしかないんだろうなとも。一方がどれだけ恋い焦がれてももう一方にとってはすれ違うだけの人間ってことなんて世に溢れるお話でしょう。
もひとつ言うとオチが好き。たった一つの愛の物語なんて今時重すぎるよね。
冨士洋

冨士洋の感想・評価

3.8
くりくりブロンドのニコラが中性的で美しい。
フランシスの髪型格好いい。
ドランの作品は自分としては少し構えないと観られないと思っているのだが、この作品はそんなこと無かった。
カメラワークや音楽の使い方、台詞が美しい。
Chikako

Chikakoの感想・評価

3.6
久しぶりのドラン。
やっぱり世界の見え方が違うんでないか、このお人は。
Jin

Jinの感想・評価

3.7
”もう2度とあんな風に人を愛せない”
”ねえ、こんなに落ち込んだ人間にあったことは?”



親友の女子と同じイケメンを好きになってしまったゲイ。片思いと失恋に向き合ったドラン映画。

超恋愛脳な話。ドランが片思いに徹底的に向き合った結果をコメディチックに描いている。他のドラン作品に比べると筋が単純で、笑える。
ただ個人的には他の方が好きかも。


片思いに関するエピソードを不自然なズームを使ったインタビュー形式で挟むのが印象的。
あとは、ビンテージの服、ライトの使い方、スロー映像の多用、音楽が良くてMVみたい。
ただ踊るシーンとかが長尺で使われるから綺麗。ドラン映画の映像美って本当に見惚れる。

不自然に対象物を画面中央ズームで写すから引き込まれるし、気持ちに合わせた暗転や、他者に慰めを求める単色ライトのシーンとかも美しい。


セリフが少ない分、目線や仕草の演技が多くて面白い。
片思いのふにゃふにゃした動きや、恋敵へのきつい視線、失恋後の大げさな絶望感…


また爪噛んでるし、タバコ吸ってるし、キャスト同じだし、
安定したドラン感。

最後は笑えるし、ちょっとウディアレン要素入ってる感じした。
失恋した人の「この世の終わり感」と、立ち直ったときの「あの頃の私は若かった」感って笑える。それを繰り返すのも。
スローモーションを多用するところ、音楽がいいこと、出演者の自然な演技がいい、などを評価するとやっぱりこの映画は良い作品なんだと思う。グザヴィエ・ドランの書く台詞が好きだし、彼の演技も好きだし。。でもゲイの話ばっかりだなぁ…。同性愛者の気持ちなんてあんまり分からないから共感しづらいけど、人を好きになることの気持ちなんて皆同じだよね、と決着をつけている。また同じような展開になるのか?というラストシーン素敵でした。
グザヴィエ・ドランで一番笑ったのはコレ。なかなか楽しい映画だ。
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