YokoGoto

胸騒ぎの恋人のYokoGotoのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
3.2
あぁ、監督の才能を感じる。「この世には、ストレートかゲイしかいない。」という台詞に、思わずふいた。冒頭に、こんな引っかかる台詞をおいて、出るわ出るわのドラン監督の世界。
ポップな色彩がとても綺麗で、多くのカットがポストカードになりそう。カメラワークもなんか独特で、こういうの好き。フランシス役のドラン監督は、上から斜めの角度が一番綺麗に見えるので、そのカットが多かった気がする。とてもハンサム。さらに、クルクルヘアーのニコラは、ギリシャ彫刻のような息を飲む美しさ。この二人の男性が綺麗過ぎて怖い。
懐メロ風の音楽も、耳に残る。色んな意味で記憶に残る映画だ。ただ、ストーリーはふわぁっという感じなので、こういうのが苦手な人にはつまらないかも。
恋に翻弄され、ドキドキ、イライラするのは、男とか女とか関係ないの!って感じ!
フランシスとお友達になりたい!と心底思った。(笑)
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