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胸騒ぎの恋人のmiporinzouのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
4.0
2014.6.22(85)
「わたしはロランス」を観て美的センスにハマり、初監督作品「マイマザー」を鑑賞し、グザヴィエ・ドラン監督の2作目の本作へ。

「マイマザー」に続きグザヴィエ・ドラン監督自身が主演していて、
思春期全開のマイマザーの時より少し成長してオトナ男子になっていた。
出てくる男子はみんな美しく神話に出てくる神を思わせる。監督自身ゲイを公言しているらしいが、やっぱなぁ…ゲイの方の美的感覚ってずば抜けて神々しい時あるね。
昔の知り合いにもちょくちょくいたけど美的感覚優れてたもんなぁ…。

続けて鑑賞して作品の魅力に絡めとられた…。
うまく言えないけどいろいろ完璧。
心情を表す選曲とか、スローになる瞬間の感情表現とかカメラワーク、色彩すべてが緻密であるのにあざとくないし、どの作品ひとつひとつも粗さがなくてブレがない。
ゲイというジャンルに過剰な期待も偏見もない私だけど、こういう作品に出逢うから映画鑑賞はやめられないって思う。

最後にひとつ。
老婆心ながら自慰行為シーンあるんでお子様と一緒やリビング視聴にはご注意を。
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