ユキ

胸騒ぎの恋人のユキのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
4.3
この邦題はとても好みです。
初ドラン。

自分の想い人以外からの好意には、大抵ばつの悪さや鬱陶しさが付き物だけど、実らない恋愛はこんなにも生々しくて、どうしようもなくエネルギーに満ちているのかと思った。若い人さいきん恋愛離れとかいうけど、そりゃそうだ、ハイブリットになりたければこんなに恋愛で消耗する必要ないからね。
胸騒ぎの、っていう添え文句がいいよね。恋人。
恋人って別に両想いでなくても使えるのかな。
ふたりの男女が恋人のために、支度に時間をかけたり、本能と理性の駆け引きをする様がいとおしかったし、自分の体験とだぶって苛々もした。
関係ないけど、どこからが人に恋をしている状態か、っていう議論は、わたしはその人のために5分余計に支度の時間がかかったら、だと思う。これが一番客観的な答えだと思う。

マシュマロ出てきて、すんごいゲイ感を感じたのと(偏見です)、匂いスーハースーハーしながらの自慰シーンと、ドランの首をかしげて話す仕草が印象的だった。
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