KARIN

胸騒ぎの恋人のKARINのレビュー・感想・評価

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)
3.7
観終わったあとに美的センスが
アップした気になっちゃう、
甘酸っぱくてイジワルな愛の映画。

フランシス、マリー、ニコラ。
もどかしい三角関係を
どこかシュールに、究極にお洒落に
描いたドラン監督、やっぱり好きだ〜!

三角関係の中心であるニコラが気になって
クールにふるまう2人だけど
内側は情熱的で、メラメラやってるのが
観ていてなんか面白い笑
あくまで真面目な作品ではあるけど、
どこかくすっと笑えてしまうシュールなところがあります。

そしてやっぱり作品を動かすのは音楽。
今作のキラーチューン、フランス語の歌「バン・バン」がすごく耳に残る。
あれを聞きながら街を歩いたら
全てがスローモーションになって
まるで映画の世界に入ったような気分!笑

それにしてもニコラ、彫刻みたいで
美形なのはわかるけど
もうちょっと気持ちを察してあげようよ笑

ほろ苦くてなぜか笑えるラストも最高。
とっても素敵な物語でした!
KARIN

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