ずっと観たかったグザヴィエ・ドラン。初めて観たのがこの胸騒ぎの恋人になった。
美しき天才とか若き天才って言われるドランに納得。演技ももちろんだけど、音楽とか映像のこだわりがすごい。色が特徴的に使われていて、その時々で良い効果を生んでいた。センスのいいものがたくさん出てきて、ドラン自身の知性の、育ちの良さ?的なものが見えてよかった。
フランス映画っぽくゆっくりとしか話は展開しないが、要所要所の小物であったり、シーンであったり、その部分に注目するとそんなに気にならない。でも話が面白いとかではないかも。観る人を少し選ぶ作品。個人的には好き。