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それでも夜は明けるのものネタバレレビュー・内容・結末

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

セリフが無く、画角も変わらない長いカットがたまにでてきて予期せぬことが起こるんじゃないかとドキドキした。
ロープで首を吊られてつま先で何時間も耐えるシーンとか。
バスに自分の全てを伝えた後のシーンとか。
綿仕事の最中になくなった男性を弔うシーンとか。

冒頭でも実話だと伝えたられた上で物語が始まる。
序盤の拉致のシーンから信じられないし
まず、黒人は自由証明書がないと出歩けないっていうところから怖い。

読み書きができることも隠し、身元も明かさずに別の名前で奴隷として生きる。
何人かの主人ができてたけど、一番長かったエドウィンがひどすぎた。
特にパッツィーが可哀想。
エドウィンに気に入られることも地獄。さらにそれによって奥様に憎まれることも地獄。死にたいと思うけど、自分で命は断てないからプラット(ソロモン)に殺してくれと頼む。

アームズビーの裏切りもあったけど、バスのおかげで自由証明書を得て帰ることができる。
物語としてはここで終わり。

字幕でその後が語られる。
生還できのは良かったけど、拉致した人や商人たちは何のお咎めもなく、ソロモンの死に関する情報も何も残っていないって裏で何かが起こってたってこと?怖いよ。
ハッピーエンドとは言えない、闇深く、現実にあった話。
事実だからこそ、こうして知れて良かったと思う。
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