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それでも夜は明けるのものネタバレレビュー・内容・結末

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

差別作品はいくつか見たが鞭打ちや首吊りなど目を背けたくなる描写が特に多いものだった。
首吊りをしている後ろで無反応のまま作業を続ける人々。それが如何に日常的なことであったか、それを助けようものならそれ以上の事が自分に返ってくる事もわかっていたのであろう。
たまにある無言で時が流れるシーンはソロモンの心情など様々なことを考えさせられた。
皆で歌うシーンはどのような気持ちなのだろうか。歌が希望になったとかいう話ではないと思うし、もはや無なのかもしれない。
ソロモンの一切の死についての詳細がわからないのにも関わらず、彼の活動は記録されていることに意味を感じた。
あくまでソロモンのように解放された人は少数で、生涯を奴隷として過ごした人がどれほどいたか。考えるだけで悍ましいが、この現実とは向き合わなければいけない。
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