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それでも夜は明けるのangelinaのネタバレレビュー・内容・結末

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

アメリカでの黒人差別について詳しく知らなかった人に是非観てもらいたい映画。長い歴史上で加害者と被害者は必ず存在してそれを凄く悲しくリアルに描いてる。元は奴隷じゃない一般の黒人が騙されて肌が黒いという理由だけどなんの確認もなしに奴隷として12年間も扱われる壮絶なストーリー。実話を元にしてる&この設定が差別により感情移入できるようになる構造だなーと思った。主人公が対面する二人の主人も対極していてその時代の白人にも良し悪しがいるんだなっと思えた。何より二人目の主人は気持ち悪くて仕方がない。最後に主人公だけが解放されるのもなんともモヤモヤする感じだがそれが現実なのかなと。唯一の救いはカナダ出身大工のブラピ。本当に真っ当な正論を気持ちやすくぶちまけてくれるので思わず涙がポロッと。人種差別は決してあってはならないしそういった実在した歴史から目を背けず背負っていくのが大事。歴史を忘れた民族に未来はない。
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