虎キチ

それでも夜は明けるの虎キチのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.9
今までも痛々しい映画はいくつも観てきたけど、この映画も目を背けたくなるような痛々しいシーンが本当に多い映画だった。
でも配信終了前に観ることが出来て本当に良かった。

『奴隷制度はあってはならない悪』
まさにその通り!
奴隷制度は人間が作った制度の中で最も悪しき制度のひとつだと思う。
南部の白人どもは同じ人間に対してどうしてここまで酷い仕打ちが出来たんだろう…
そしてどうしても許せないのは白人達が誰も罪に問われなかったこと!

ラストにソロモンが一人だけ馬車に乗って揺られていくシーン…
その時彼は一体何を思っていたんだろう?
邦題の『それでも夜は明ける』が何が少しズレてるような気がしてならない…
残されたパッツィー等奴隷は全然救われてない。
リンカーンが『奴隷解放宣言』をするのはここからさらに10年後の1863年のこと。
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