それでも夜は明けない方が個人的には好き。つまり、もっと絶望的な仕上がりで、腹にズーンと一撃ほしかった。
とはいえ、奴隷を拷問する描写は多めなので、バイオレンス耐性が無い人には、なかなかにヘヴィーな内容。
「ひとりの奴隷」と「その周囲」の隔絶がとても印象的だった。
激しく鞭を打たれている奴隷の脇で「見て見ぬふり、我関せず焉」な奴隷たち。結局は自分がかわいい。いじめの構造と似ている。
貴婦人が子供と離れ離れになってしまった奴隷に対して放った一言は、とにかく強烈で、なんという他人事!って感じ。
あと、ブラピの役がおいしい。