たにやん

それでも夜は明けるのたにやんのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.7
重苦しい。見ているのが辛く、苦しい。
人が人に対してあそこまで出来る?
そもそも人と思っていないのか?
自分が持っている「差別」という概念が根底から吹き飛ぶ。
アメリカ人は「正義」とか「友情」「愛」とか口にするけど、ほんの百数十年前までこんなヒドイことをしていたんやと思うと、ある意味、アウシュビッツも同じでアメリカ人やドイツ人がどうこうではなく、人間の境遇、時代による考え方、道徳観の違いに驚きと恐ろしさを感じる。今では、考えられないと思っているけど、時代やリーダー、世論が変われば、なんでも正当化されて罪悪感すらなくなる?
自分が当時の白人やドイツ人ならそんな恐ろしいことはしないと言い切れる?
しないし、そもそもできないと思うけど‥‥。
人って怖い。
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