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それでも夜は明けるのeuinsdのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.0
うーん、とても良かった。
でももう観ない。

とりあえず奴隷制というもの自体が理解を超えているので、
この映画も出てくるシーンすべてが理解できない。

そういう制度があったことは知っていても、
映画を通してしかその光景を見たことがなくても、
そんな時代が実際にあったのだという事実が衝撃的すぎる。

いちばん感じたのは、キレイごとなしで描かれているなということ。

みんな自分がいちばん可愛い。
あんな環境だったら当然だけど、平和なこの時代この国で暮らしていると
そこだけ浮いて見えるというか。

非難の気持ちはないけど、悲しい。

ソロモンの夜は明けたのかもしれないけど、
パッツィーは?
きっと死ぬまで暗闇の中だよね。

そんなパッツィーに手を振るソロモン。
手を振るしかないけど……ないけどー!

「え?え?それで?あとで助けにきてくれるよね?ね!」と
思ってしまったのだから、やっぱり非難の気持ちがあったんだろうな。

そう考えてしまう自分が恥ずかしいなと思った。
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