N子

それでも夜は明けるのN子のレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
3.5
主人公が「俺は元々自由黒人だ!
ここにいるのは間違いだ!」
と奮闘する度に、
逃げ場のないその他の奴隷達が
浮き彫りになってつらかった。
皆そこにいるのは間違いなんだよ。

ブラピが製作側に回っているので
登場するのも致し方ないが、
急にキラキラしたブラピが現れて
「法は変わるが人の真意は変わらない」
なんつー名言を残して
主人公を救って去っていくもんだから
拍子抜けてしまった


ここからは蛇足とネタバレ。

当時黒人奴隷は高価な資産。
相場は今で言う何百万〜何千万。
(勿論労働に不向きな体型だったり
歳を取りすぎているともっと安い)

あれだけ綿花摘んでるパッツィーまで
感情的にボロクソ鞭打っちゃうなんて
こいつ仕事出来ないマンか?と
思ってしまった(⌒-⌒; )

この映画を見ていると
当時の人々が奴隷のことを
所有物として認識していた事がよく分かる。
鞭をふるわない主人が優しい訳ではない。
奴隷(=仕事用の機械)に興味がないだけだ。

それに奴隷解放宣言をしたリンカーンも
黒人の人権を守る為にした事ではない。
南部にいた黒人奴隷を低賃金労働者として
北部に導入したかっただけである。

損得主義にも程がある。
N子

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