みずき

それでも夜は明けるのみずきのネタバレレビュー・内容・結末

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます


苦しい実話。
何故人の下に人を作ろうとするのか、理解できない。当時私も白人としてこの社会にいたら当たり前だと認識してしまっていたのだろうか。。自由黒人と奴隷黒人という階級があることも苦しい。
子供と引き離されて泣く女性のシーン、首を吊られているシーン、それぞれで白人が黒人を同じ人間として捉えていないことがわかる言動でショックだった。雇い主の奥さんだって子供がいるのに、簡単に忘れろだなんて…首吊ってるのが見えてるのに動揺も全くなく当たり前のように過ごしているだなんて…
前シーンの音声の余韻が残ったまま次のシーンが流れている見せ方が印象的だった。
キリスト教の教えを唱えていても、黒人への対応は別物として捉えられていることへの皮肉なのかな。

どうにもならない感情を抱き続けて何年も耐えなければならない、終わりへの希望がない中で次の朝を何度も迎える、そんな毎日を過ごした方々がいたことを知ることができました。

観られて良かったです。
みずき

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