Sayoko

それでも夜は明けるのSayokoのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
4.2
ジョージ・フロイド殺害に対する社会の動きを見て、人種差別や奴隷制度についてちゃんと知らないな、と思って観た。

長回しの緊張感のある画が続いて、目が離せなかった。語りすぎず、向き合わせる、そんな作品だった。自由とは、生きるとは。「生きること」を貫くソロモンの姿が心に残った。

人間として、組織としての本質が根本にあって、奴隷制度がなかった日本は関係ないとは思えなかった。
アメリカの負の歴史だなと思ったし、それがまだ息づいているんだろう、と思った。そしてそういう歴史はアメリカやイギリスのものではなく、我々人類の歴史だと思う。まっすぐしっかり見つめられてよかった。
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