”身を削る”生業という事は・・・
削った分だけ何かが減るという事で減った分だけ死に近づくという事なんじゃないかと常常思います。極端だけど、削った分だけ何かで埋めることができなければ精神に異常をきたしてもおかしくないでしょうね。
AV女優という仕事を始める（た）女の子達の物語。よくある馬鹿な女のジメジメ話を描いているわけじゃなくむしろ潔いほど全部さらけだした女達の話で、だからといって強いわけじゃないのでギリギリ感はかなりあります。でも見ていて何故か共感できるというか理解できる部分がいくつかある。鬱々するより無理やり明るく「演じて」るからなのか。
同情を招く自殺願望ネタのウダウダした映画よりよっぽど面白い映画でした。どことなく岡崎京子のマンガみたいで女の意地を垣間見た気がします。
