さらだ

ウォルト・ディズニーの約束のさらだのレビュー・感想・評価

4.4
メリーポピンズを譲りたくない原作者P.L.トラバースと、絶対に映画化したいウォルトディズニーの実話。
メリーポピンズ原作からもらった夢を、よりたくさんの人に届けたいディズニー側の意向は「お金儲けに利用される」と誤解されていた。

ミセストラバースはかなり気難しい人だったようだけど、それに負けず辛抱強く理解しようとしたのがすごかった。
特に、バンクス氏への議論無くしては、あんなに深みのある作品にならなかったんじゃないか。
映画メリーポピンズは始めバンクスジュニア(ジェーンとマイケル)視点の映画だけど、途中でバンクス氏視点に変わる。
その機転はディズニー側とミセストラバースがお互いに理解し合い、敬意を持って制作した結果が表れているように感じました。

本作ではミセストラバースが自分の意向を通そうと打ち合わせのやりとりを録音するんだけど、きっとこれはほとんどの中身は人に聴かせられない内容だろうなと思った。あと、ミセストラバースは最後本当に納得したのかな?笑

こんな素敵な作品があったにも関わらず、メリーポピンズリターンズがあんな作品になっちゃってるのは良くわからなかったな。
なんで敵がいるんだろうね。
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