マーク

ウォルト・ディズニーの約束のマークのレビュー・感想・評価

4.0
メリーポピンズの誕生秘話かと思ったら、それにとどまらないヒューマンドラマだった。

救いの無い生い立ちや環境を人はどのようにして乗り越え、自らの人生を生きていくのか…。

どんなに駄目な親でも、子供というのは憎みきれないのだ。だから苦しむ。
切り捨てることが出来たらどんなに楽だろうか。

なんとかして救おうとしてしまうのだ。
根は善良な親なのだと信じたいのだ。

親を責めることが出来ずに、自分を責めながら生きてしまった主人公。
その傷が癒えることは最後までないのだが、一筋の光を与えたのがウォルト・ディズニーだった。

創造者はイマジネーションで悲しみを癒し、希望を与えるというウォルトの言葉が、まさにディズニーの精神を表しているようだ。
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