Dorothy

大統領の執事の涙のDorothyのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
4.6
1912年から2007年まで、執事をも務めたセシルの生涯のお話。黒人奴隷についての映画は『それでも夜は明ける』『The help』を見て予習済みにしても、同じ様な人間の醜さを感じずには居られませんでした。
何で肌の色だけで家畜のように人を扱うのか、何故人を虐げてまで見栄を張りたいのか全く理解出来ません。

映画のジャケット写真を見て、セシルは何て恵まれた人生なのだろうと思ったけど、見ていくうちにホワイトハウスの裏方には黒人スタッフばかりだったと知り大変驚きました。だからこの何処か悲しい眼差しなのでしょうか。(それを表現出来るフォレストウィテカーの演技力💡)政治の中心でさえ、根付いている肌の色という差別。いや、政治家の考え方がこれだからという見解もありますね。

見終わって思ったのは、アメリカは全国民が自由ではなかったからこそ、自由を強調しているのではないかなということです。これは私、個人の意見ですけれども。
また色々考えさせられました。
Dorothy

Dorothy