みあね

大統領の執事の涙のみあねのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
4.1
激動の時代に黒人としてホワイトハウスバトラーを勤め上げた男の物語。

幼少期に家族と共に農園で働いていたセシル・ゲインズ。ある日雇い主である白人に、父が反抗するとセシルの目の前で撃ち殺されてしまった。
それ以降、セシルは雇い主の屋敷で使用人として勤める日々を送るが、母は父が死んでから廃人となってしまう。
このままではいつか自分も殺されると感じたセシルは、独りで外の世界へと飛び出し…

何が“正義”で何が“悪”か分からない…正解のない時代を事実を基に描かれた作品。ユージン・アレンという実在の人物の人生を基に創られている。
これが100年も経っていないという事が胸を締め付ける。
教科書で文字として習った事よりもこういう映画を観ていたらもう少し歴史に興味が持てたのかな…としみじみと思う。
人としての尊厳を守るか今の生活を守るか…とても難しい現実の物語。

吹替版
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