Fernweh

大統領の執事の涙のFernwehのネタバレレビュー・内容・結末

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

邦題がちゃっちいけれど、史実に基づく大事な話。大統領執事を務めることになった2人の息子を持つ父親を主人公に、歴代のアメリカ大統領の政権下で起きていたこと、政策やその変遷、ホワイトハウス内での人種差別、その外での差別が時系列で浮き彫りになる。ベトナム戦争に行く息子がいて、フリーダムライダーズに参加するようになる息子がいて、という立場の主人公の人生のラストに、オバマ大統領の当選が入ってくる。家族に焦点を当てながら、アメリカの人種差別問題の変遷がどう動いてきたか、キング牧師やKKK、ジョン・ルイスの著作の話なども含んでみせてくれる、アメリカの歴史を知るための良作。
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