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大統領の執事の涙のIdetanのレビュー・感想・評価

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)
3.8
7代の大統領に仕えた実在した黒人執事の話。綿花畑で働く父の元で産まれ、ホテルのボーイとなりホワイトハウスの執事としてスカウトされるまでの過程とアメリカの人種差別の歴史を通史的に見ることができる。

主人公が本来の自分を押し殺し、白人向けの自分を演じる事で白人社会の中で生き抜いていく姿や、それ故に息子と衝突する様は、黒人がどれだけ生きづらい世の中であったかを物語っている。黒人初の大統領であるバラク・オバマ氏が就任したのは記憶に新しいが、黒人が大統領となるという事がどれだけ意味のある事かを痛感した。
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