まめもやし

スター・ウォーズ/フォースの覚醒のまめもやしのレビュー・感想・評価

4.3
公開から10日が経ち、3回目を観てやっと落ち着いてかくことができた。私はプリクエル(新三部作)世代のまだまだ青二才で、オリジナルの世代ではないものの、スターウォーズシリーズは大好きで、公開日が近くなるにつれてソワソワしていたファンの一人であり、そんな私にとってもこの映画は人生の大切な一本になった。

18時30分、予告なし、20世紀FOXのファンファーレもなくいきなり始まった。お決まりの文字とともに爆音で流れるテーマ。いきなり鳥肌ビリビリで涙腺を刺激し、流れる重要なストーリーを潤んだ目で何とか必死に追いつつみた。いよいよ始まったのかと。

内容についてはあまり書くつもりはないが、オリジナルを大切にしつつも新たな挑戦もしていてよかったと思う。楽しみにしていた人は予告を繰り返し見ていたと思うが、そのシーンが、あぁなるほどここでそのシーンなのねという具合につながっていき(それは良し悪し両方の意味でだが)、ハンとチューイ、ミレニアムファルコンの登場シーンはやはりしびれてしまう。一方でレイやフィン、カイロレンやポー・ダメロンなど新メンバーについても拒否反応は出ずしっかりと新たな物語を引き継ぐものとしての貫禄がすでに出ていて、特にレイ役のデイジー・リドリーの凛とした表情と大画面にも映える美しい顔立ち、あまり語られず終いだったものの、レイの行動から想像できる芯の通った姿に、新たな挑戦でもある女性主役としてこれからの話を任せれれる存在であることを確認できる。フィンは一番最初に予告で登場して、誰だこいつはとなったものの、今となってはすでに憎めないキャラとなっていて、今までなかった一人のトルーパーにフィーチャーして描いた一人であることもあって、これからに期待できる。カイロレンに関しては最初観たときはやはりダース・ベイダーと比べてしまう部分があり、マスクを容易に外してしまうことに難色を隠せずにいたが、彼の感情的な部分やまだ悪役としての未熟な部分が今となってはこれも伸びしろだと思え、レイ、フィンとともに悪役としての成長を見守るかたちとしてこれからが楽しみになった。ポーダメロンはその名前に反して(笑)大活躍でカッコよかった。BB8も愛らしく、その形状からいろいろと融通が利き、便利だなーと思いながらも、新参者にもかかわらずC3POと慣れたやり取りをする場面ではなぜかR2の気持ちになって嫉妬してしまったが(笑)。

ファンサービスが多めで、謎のままのことが多く、いろいろと言いたいことや気になるところは多々あるものの、これからまた次回作に期待できるのは幸せだと感じた。とりあえずプレッシャー半端なかっただろうJ.J.エイブラムスにはお疲れさまと言いたい(笑)。でもJ.Jもといルーカス、安心してください。何しろ、近年の映画館ばなれを微塵にも感じさせないほどの端から端までびっしりと埋まった映画館の賑わいぶり。親子連れから学生、老夫婦まで、多岐に渡る世代の人々が一つのスクリーンを目の前にして熱狂する。始まる前の高揚感、拍手、そしてエンドロールが終わり、部屋が明るくなるまで席を立とうとしない人々。この状況こそがこの映画、この壮大なサーガを物語っていると思う。いろいろ言いたいことがあるのは否めないものの、12月18日世界同時にこの歴史的な祭りを経験できたことに幸せだと感じたのは間違いない。劇場を去る老夫婦がシリーズが終わるまでは元気でいて、また一緒に観に来ようなと話していたのを耳にして感動だった。

エンターテインメントとしての映画の醍醐味が詰まっている。映画って面白いなぁと改めて実感。