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スター・ウォーズ/フォースの覚醒のkenのレビュー・感想・評価

3.0
初めて4Dシアターにて鑑賞。スターツアーズを思い出す。ただ、スターツアーズのほうが終始主観的な映像なため4Dの効果は高い(もちろん映像の質感は別にして)。今後4Dでの表現を視野に入れた映像作りが求められていくような気がする。
スターウォーズの場合、味方が受けた攻撃にも敵に与えた攻撃にも振動があるので、せっかく主人公に感情移入しようとしている戦いの時など、敵の足に与えたダメージに合わせるように観客の足に感触があり、4Dをフル活用したい感が出すぎていて、逆に物語の世界感に入り込めなかった。時折爆発シーンなどに合わせ、場内がフラッシュで明るくなるが、これも映画館場内が見えてしまうので興醒めだ。
映画の内容はまさに「スターウォーズ」だった。
が、正直、撮影方法や表現方法で時代の先駆けをいくところはなく、初期作品の時代と同じようなちゃんばら具合にはがっかり。昨今ではトランスフォーマーやジュラシックパークなど、VFXってすごいなぁと思わせるものが多く出てきてるだけに残念だ。ハン・ソロやレイア姫などフルCGでまったく違和感なく復活させるとか、表現部分での“最新感”を感じたかった。
先にも書いたが確かに宇宙船などは3Dの効果で画面からつき出して見えるが、そもそも画面の大きさに限界があるため、逆に宇宙船が小さく見える。
数多くの優れた映画を見てきた年齢になったせいか、残念ながら子供向けと感じてしまった。
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