TATSUYA

ダラス・バイヤーズクラブのTATSUYAのネタバレレビュー・内容・結末

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

銃(=男性性の象徴、『Stand by Me』のそれと同じ)を手放せないおち○ぽ代表男のロン。女性性の象徴として登場し(あんなクレヨンしんちゃんみたいなゲイは作中他にいない)、役割を果たして物語の舞台から消えていくレイヨン。死の影に追われ、生(≒性欲)にすがりつく彼らが求めた"受容"。過去の仲間にレイヨンを侮辱されたことに怒り、羽交い締めにして無理矢理握手をさせるロンの不器用な人情と、その変化に涙。誰しもが受け皿を求め、乱暴な程にままならない自分の世界を生きている。他者理解と自己許容。100点満点。
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