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ダラス・バイヤーズクラブのHIDEのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.2
HIVに感染した男性の感染が発覚してからの奮闘記。
実話ベースの作品です。
まずは偏見と差別が色濃く描かれていました。時代的にも同性愛者の病気と言われていて本当に嘲笑も入った差別は観ていてとても辛くなりました。
主人公の迫り来る死に怯えながらも必死に生きようとする様はグッと来るものがあります。生きるためでもあり、金儲けの意思もあったと思うのですが、世界中を飛び回って医者の勧める薬を否定し危険を訴え、自らの足と体で見つけたサプリや薬で商売する様は見応えがあります。
メチャクチャ辛いだろうけどしっかり死と向き合った人間はこんなにも強くなれるし、人を惹きつけるんだと目を見張るものがありました。
人間として生きている以上決して他人事ではない重みを感じた作品でした。
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