Bulleen

ダラス・バイヤーズクラブのBulleenのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.0
1980年代のエイズを取り巻く現実とそれと闘う1人のカウボーイの物語。
ある日エイズだと告げられたロン。エイズはゲイがなるものだという固定観念から自分の病気が受け入れらず、自暴自棄になる彼だったが、次第に生きるために必死になっていく。
ダラス・バイヤーズ・クラブという会社を立ち上げ、アメリカで承認を受けていない薬をエイズ患者に売る仕事を始めるが…。
何度薬を押収されてもその活動を止めない姿勢と、次第にゲイへの理解も見せる成長ぶりに感動するし、結果余命30日と言われた状態から国内未承認の薬で7年も生きることの出来た事実に驚いた。

制度とかルールが足かせになることもいっぱいあるけど、そんなルールの中でも私たちが思考の停止をしなければ、こんな風に問題は解決していくと信じたい。
仕事柄ちょっと複雑な気分になる作品だった。
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