おとうちゃん

ダラス・バイヤーズクラブのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.2
あなたはエイズ、余命30日です!

ある日いきなり医師にHIV陽性診断を下されたら、あなたはどうしますか?

病気を題材、そしてゲイ...苦手分野の この映画、娘からの命令で渋々鑑賞( ´_ゝ`)シカタナイ!

「この俺を30日で殺せるものなどねぇ!」...それは政府公認の薬品を投与し続けた時の余命であることに いち早く気付いた男が逆境を武器に命がけの挑戦。
死に直面したことで生きがいを見出し、熱く生き抜いた7年間の実話。

転んでも、タダでは起きないタフガイなカウボーイ!

「俺はモルモットじゃねぇ」
医師の言いなりなって危険な薬を使うより、もっと良い薬がある...ただ、未承認なだけ。
エイズ患者に選択肢を与えるビジネス...それが『ダラス・バイヤーズクラブ』
やってることは密輸だが、多くのエイズ患者を救った事実に変わりはない。

健康な時は、賭博と酒と女...そんなデタラメな人生を送ってきた男が、皮肉なことにエイズと余命を宣告されたことにより、生きがいを見出し懸命に走り回る...そんなマイナスから発するエネルギーは勇気と希望を与えてくれる。

個人的にはチョット後半の作りが雑な事と、私めがどうしても克服できない苦手な人種ゲイが大勢出て来たことが玉にキズだが、全体的には「人間は変われる」という事を教えてくれる感動の物語。

マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトーは体重を20㎏以上 落として役作りに臨んだそうで、驚異的な変貌ぶりは凄いの一言。

去年の健康診断で「来年までに3㎏痩せなさい」と医師に言われ、今年「2㎏太ったじゃないか!」と怒られた私めも変われるんでしょうか?