がみおー

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主のがみおーのレビュー・感想・評価

3.5
短くまとめられていて観やすい作品だった。

設定としては死相や死人が視える主人公。行動言動がどうしてもそれらに振り回されてしまう為周りからは「変なやつ」と。彼女はいるし奇怪な能力への理解者も外部に存在する。
まあよくある海外の「冴えない若者が主人公の作品」といった所。本当に冴えてない私とは生きている次元が違うクラスである。腕っ節も普通に強いし。

とはいえやっぱり主人公のオッドが良い奴なのでよっぽど捻くれていて自分より能力のある人間全てに嫉妬心を抱くような人でなければすぐに物語に入り込めるだろう。

何だかんだであっさり終わると思ってたので悲しいラストだったのは驚き。そしてオッドを演じたアントン・イェルチン氏は先月27歳の若さで事故によりこの世を去った。この事も含めて鑑賞後には一抹の寂しさが私の周りには漂っていた。