ゆうさく

静かについて来いのゆうさくのレビュー・感想・評価

静かについて来い(1949年製作の映画)
4.5
話運びが完璧。贅肉を徹底して削ぎ落とした結果、本当に必要なものしか画面に映ってなくて感動。

淡白なわけでは全くなく、フライシャー特有の骨太でショッキングな演出、画作りのお陰で終始スリリング。たまらない。

クライマックスにおける雨のイメージのぶっ込み方が衝撃的すぎるし、史上最も恐ろしい水の使い方かも。
しかもこのシーン、ロケーションが完璧。彼方と此方の狭間を象徴する橋と高低差を生かしたアクションを組み立てられる階段のモチーフを同時に取り込んでいる。こんな場所よく見つけたなぁ!という感じ。
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